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2019年6月22日 (土)

『大阪弁おもしろ草子』「ちちくる」を読んで その8

本題の「ちちくる(p.35)」が、ようやく登場。「乳繰る」という漢字になるようだ。

さすがにこれは直感的に分かる。どういう動作かも。

 

私にとっては、使用語彙ではない。

理解語彙としても、普通の会話で聞いたことはない。

 

これをはじめて聞いたのは、吉田ヒロのギャグとして。

「ちちくりマンボ、ちちくりマンボ、ちちくりマンボでクーッ、パッパパラ、パッパッパラッパ、パッパッパラッパパ、キューッ」

 

まあ、よう分からんけどおもろいというタイプのギャグ。

まあ、全部が全部おもろいというわけではなかったが。

 

そもそも、ボブキャッツって、よう分からんネタの運びやったなあと。

雄大もわけわからんかった。あのネタで長続きするコンビとは、思えなかった。

 

案の定、長続きしなかった。

NSC2期生って、波乱万丈多いなあとしみじみ。

 

脱線が過ぎたので、本題に戻そう。

上方では「ててくる(p.36)」という語形があったようだ。

 

「ててくる」は、田辺さんは知らないようなので、「ちちくる」より古い語形か。

そして、『大阪弁ちゃらんぽらん』にも出てきた「チョネチョネする(p.36)」。

 

田辺さんにとっては、「ちちくる」より新しい言い方としている。

私にとっては、山城新伍の「チョメチョメ」の方が記憶に残っている。

 

→ 『大阪弁ちゃらんぽらん』「チョネチョネ」を読んで その1

→ 「元とちょめちょめと新伍」

 

これらの「ちちくる」「ててくる」「チョネチョネする」がつながっているとは。

ここでようやく気付く。音韻対応あるんやろうなと。

 

この話は次回にまわし、音韻対応とは関係ない淫靡な表現の「ちんちんかもかも(p.36)」にふれておく。

歌舞伎や人情本に出てくる古くからの言い回しであるようだ。

 

私の世代でも、すでにおっさんしか使わんなあと思っていた表現。

そして、国語辞典で調べることもなく、知らないまま今に至っている表現。

 

「ちんちん鴨の入れ首出し首」から、「鴨が首を出し入れするように、男女が一つの蒲団から首を出し入れするさまをいう」とのこと。

なんやろ、うまく想像できない。

 

私は「ちんちん」と「come on」の和洋混淆語だと思っていた。

そうなってしまうと直球過ぎるのだが。

 

そして、浄瑠璃「神霊矢口渡」には「人まぜずのちんちんこってり」。

こういうのを知ってしまうと、こってりラーメンが食べにくくなってしまう。

 

 

 

「ちちくる」のアクセントは、LLLH。

「ててくる」も、LLLH。

 

「チョネチョネする」は、HLLLLL。

 

「ちんちんかもかも」は、HHHH HLLL。

「ちんちんこってり」は、LLHL LLHL。

 

 

その9につづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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