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2019年4月 2日 (火)

『大阪弁おもしろ草子』「ちちくる」を読んで その4

「げんくそ悪い(p.31)」は、「げんをかつぐ」の「げん」なんだろうが、使わない。

「げんが悪い」「げんがええ」も、私の中では、理解表現ではあるが、使用表現ではない。

 

「げん直し」は、使おうと思えば使えるという程度か。

周りが大阪弁で、ある程度の年齢の人たちであれば、口から出てくるかもしれない。

 

ただ、大人の付き合いで出てくる言葉で、子ども相手にいう言葉じゃない気がする。

また、これは大阪弁に特化している気がしない。大辞林の見出し語にあるし、特に方言と書かれていないし。

 

世界大百科事典だと、漁師用語となっている。

大阪発のことばではないというのがあっている気がしてならない。

 

「げん」は「縁起」の音位反転という説があるが、概ねあっている気がする。

「宿」から「ドヤ」、「はまぐり」から「ぐれはま」で「ぐれる」といったようなものだろう。

 

「縁起もんや」の意味での「げんのもんや(p.31)」も使ってないし、もらってない。

だるまも招き猫もうちにはなく、節句もちゃんと流行ってないし。

 

えべっさんは、大阪を離れてからすっかりご無沙汰やし。

福笹でもうちに置いとこうか。ただ、商売っ気がない私に、商売繁盛は縁がないような気がする。

 

 

「げん」のアクセントは、LH。

「げんくそ悪い」は、LLLH HLL。

「げんをかつぐ」は、LLH HHH。

「げんが悪い」は、LLH HLL。

「げんがええ」は、LLH LH。

「げん直し」は、LLHLL。

「げんのもん」は、LLLHL。

 

「宿」は、LH。「ドヤ」は、LH。

「はまぐり」は、LHLL。「ぐれはま」は、LLLH。「ぐれる」は、LLH。

 

「縁起」は、LLH。「縁起もん」は、LLLLH。

「えべっさん」は、HHHHH。「福笹」は、LLHH。

 

 

その5につづく。

 

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