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2019年2月18日 (月)

『大阪弁おもしろ草子』「ちちくる」を読んで その2

田辺さんにとっては、「ポチ」は耳障りな言葉であるらしい。
私にとっては、全く耳障りではない。

ここでいう「ポチ」は、小さい点のことでも犬の名前でもない。
また、ボタンを押す時の擬音語ポチッとなでもなければ、派生形のポチるでもない。

「ポチ」は、心付や祝儀のことを指す。
よって、お年玉を入れる袋を「ポチ袋」と呼んでいる。

かつては、大阪から東京に進出した百貨店が、新聞広告に「ポチ袋いろいろ」と書いて伝わらなかったようだ(p.30)。
今では十分共通語のように思えるけど、自身で確認したことはない。

正月に会う子供はほとんどいないため、ポチ袋を準備したことがない。
大阪の家に行けば置いてくれているので、いつもそれをもらっている。

もはや、この歳でポチ袋をもらうことはなく、渡す一方である。
チップをもらえるような仕事をしてないし、もらえるとしたら祝儀袋だろうから。

ポチ袋は小さい祝儀袋。「これっぽっち」の「ぽっち」から来ているのではなかろうか。
もともとは「これっぽち」だったのかもしれない。

そういう意味では、この程度しか渡せませんがという美徳を感じる。
だから、ポチ袋の中身が少なくても文句を言ってはいけない。





「ポチ」のアクセントは、HL。
「ポチ袋」は、LLHLL。

「これっぽっち」は、HHHHHL。
「これっぽち」なら、HHHHL。




その3につづく。




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