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2018年10月22日 (月)

『大阪弁おもしろ草子』「よういわんわ」を読んで その2

「~わいな」は、私にとっては使用語彙ではない。
かなり古めかしく感じるか、南の方やなと感じるか。

「~わい」ですらほとんど使わないので、「わいな」はなおさら。
私が「行くワイ」というと、むしろエセ大阪弁のようになってしまう。

もちろんアクセントは大阪弁で言えるが、しっくりこない。
終助詞「わ」なら使うが、終助詞「わい」は、私の言葉にはなじまない。


死語になると、古典とのつながりというか臍の緒が断たれてしまうので、まことに残念であるが、しかし言葉は生きものだから、その変貌をおしとどめるすべはない。(p.8)


若い世代はたくさんの古語を葬り、たくさんの新語を作る。
今の若い人はことばを知らないという人もいるが、若者から見れば年寄りはことばを知らないと感じる。

この点は目くそ鼻くそ。古きことばを子々孫々まで残すなんてのは絵空事である。
まして、伝統芸能があまり好きじゃない私にとっては、なおさら。

「夜さり」という枕草子にも出てくる表現も、私の使用語彙ではない。
夜や晩のことを指すが、私の中では古典の世界で、昔の大阪弁とも感じなくなっている。

ただ、こういった表現については、20歳以降大阪に住んでないことも関わってる気がする。
他の地方に行って日常的に大阪弁を聞く機会は減っており、年配層の大阪弁はなおさら聞く機会に恵まれない。

だからといって、住み続けていたら使っていたかと言われたら、答えは否だろう。
その年齢に応じた感覚に合わなければ、使わなくなるので。

よって、今の私の言葉も若い世代に引き継がれないことに対する感慨は全くない。
そんなもんやろうと達観しているんで。



「行くワイ」のアクセントは、HHLL。
「行くわいな」は、HHHLL。

「夜さり」は、音声言語として聞いたことがないが、発音するならHHHか。
LLHになるかもしれないが、起伏型では発音しないと思う。


その3につづく。



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