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2016年12月12日 (月)

『大阪弁ちゃらんぽらん』「いちびる」を読んで その2

おちょくる→いちびる→ほたえる(p.126)
この順番には、若干の抵抗がある。

「おちょくる」には愚弄のニュアンスがあるが、「いちびる」は調子乗ってる感じ。
そして、「ほたえる」はわめいているという叫喚の感じ。

だから、この3つを同一軸で比べることに違和感がある。
明らかに位相が違うと思うんだが。

「ほたえる」は、ただただばか騒ぎしている感が大きい。
なので、相手をからかうというのとはかなり違っている。

「いちびる」も「ほたえる」も、ふざけている感はあるが、両者は別物。
「いちびる」は口頭で挑発(p.125)、「ほたえる」は肉体・動作をともなう(p.123)は割と納得できる。

「ほたえる」は調子に乗ってる時もあるが、そうじゃなく騒いでる時にも使える。
また、必ずしも相手を挑発しているわけではなく、必ずしも愚弄しているわけでもない。

子どもが大声で騒いどったら、「ほたえるな」とは言うけど、「いちびるな」ではない。
そこにからかいがなければ、「いちびるな」ではない。

もちろん大人が大騒ぎしてても、「ほたえるな」。
かぼちゃの祭りは嫌いな人には「ほたえるな」と発したくなるかもしれない。

犬は喜び庭駆け回りやと、「ほたえるな」かも。
それは犬好きかどうかが関わってくるので、人それぞれかも。

さて、「いちびる」は「イチビリ」というように、連用形転成名詞になれる。(p.125)
それに対して、「オチョクリ」や「ホタエ」とは言えない。

これは「いきる(いきってる)」が「イキリ」にはなるが、「いきがる」は「イキガリ」にならないようなものか。もともとの語彙の属性か、そういう人が多いからそういう用法が生まれたのかはよく分からない。



「いちびる」のアクセントはHHHH。
「いちびり」はLLHL。

「おちょくる」も「ほたえる」もHHHH。
「いきる」はHHH。「いきってる」はHHHHH。




この章終わり。




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