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2016年12月 1日 (木)

『大阪弁ちゃらんぽらん』「いちびる」を読んで その1

「いちびる」pp.118-128

私の内省では、日常会話で「いちびる」という基本形は使わない。
動詞として使うなら「いちびってる」、あるいは連用形転成名詞の「いちびり」。

「おちょくる」は、揶揄、嘲弄(p.119)を含み、時に愚弄するまでいくことがある。
それに対して「いちびってる」は、調子乗ってふさげてる感じがする。

だから、ある程度はいいのだが、ある時に相手は爆発する。
「おまえ、なにいちびってんねん」と言って怒り出す。

「いちびる」には「甘えてつけ上がる」も含まれる(p.119)とされている。
これについては、私も素直に首肯できる。

子どもがこの大人なら大丈夫だろうとふざけまくる。
大人もしばらくは寛容しているが、いつまでもやってたら「ええかげんにせえ」とブチ切れる。

大人が子供をいちびる例がp.121に挙げられているが、これは首肯できない。
せいぜい年長者が年少者にやる時は、「からかってる」の方があっている。

「♪はしゃぎすぎてる夏の子どもさ」という歌詞が、真心ブラザーズの『サマーヌード』に出てくる。
歌でのニュアンスはちょっと違うが、字面だけ見れば、これが「いちびる」の典型だと思う。ただし、夏でなくてもいい。

大人がいちびらないわけではない。
でも、私の中では子ども相手にはやらず、大人同士が子どもの頃、あるいは学生時代に戻ってという感じである。

これがしょうもないことであれば「はいはい」と流される程度である。
いちびってる時は騒いでいるから、うっとうしくなって相手が怒ってしまうのである。

ただ、「あいついちびりや」と言う場合は、いちびる度合いが若干おとなしい気がする。
それはしょっちゅういちびってても、今現在いちびってないから。

評価する際、もう少し程度が強くなると「あいついちびってんのんちゃうか」。
その時は腹立ってむかついてても、まだ爆発するほどではない。




その2につづく。





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