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2016年11月

2016年11月14日 (月)

『大阪弁ちゃらんぽらん』「しんきくさい」を読んで その2

単調な作業の繰り返し(p.109)や細かい文字が並んでいる(p.109)時に言う「ああしんきくさ」は私の内省ではすっきりしない。
「めんどくさ」か「じゃまくさ」の方が、しっくりくる。

事務仕事に対して「しんきくさい」とも思わない。
外回りが好きな人から見ればそうなのかもしれないが、私もデスクワークが多いので、そう思えない。

「しんきくさい恋」(p.111)は、私は実感できないが、他者には言ってしまうかもしれない。
ただ、暗くてもコトが進まなくても、当人同士がよけりゃ、それはそれで。

ただ、めそめそ泣かれたり、ぐちぐち泣かれたりするのは、しんきくさい。
しくしく泣かれても、だらだら泣かれても、しんきくさい。

ただ、別れる時は明るく楽しくよりは、ちょっとぐらいしんきくさくてもいいと思う。
あまりしたい経験ではないのだが。

なお、しんきくさいからといって、必ずしもそれが嫌なわけではない。
しんきくさくてもいい場合はなくはないので。

ただ、そんな経験をこんなところでさらす気はない。
それを書いたら、いろんな人からクレームが入りそうなんで。




この章、終わり。






2016年11月 2日 (水)

『大阪弁ちゃらんぽらん』「しんきくさい」を読んで その1

「しんきくさい」pp.107-117

しんきくさい、という大阪弁は、もどかしい、じれったい、うっとうしい、くさくさする、いら立たしい、くだくだしい、などという、いぶせき状態をさす語である。(p.107)


くさくさする=気持ちが晴れ晴れとしない状態になる
くだくだしい=(繰り返しが過ぎて)長ったらしい


この2つは私もよく分かってないので、注釈をつけた。
それと、「いぶせき」。これは連体形で、終止形は「いぶせし」。私にとっては、古語である。


いぶせし=気が晴れない、うっとうしい、不快だ


「辛気」に「くさい」がついて、より強調されている語構造は、多くの人が理解できるだろう。
「めんどくさい」「じゃまくさい」と同様なのは、p.107でも指摘されている。

さて、先の意味では、私の中でのしんきくさいと若干合わない。
私にとっての「しんきくさい」は暗いことが前提になっているから。

暗いは灯りがではなく、雰囲気がということ。
暗くて、笑いにならない状況で、よく分からないから退屈って感じが私には合う。

無口でもかわいらしければいいんだが、暗い雰囲気を醸し出されると「しんきくさいやっちゃ」。
ただ、その人がしゃべらなくてもいい場面なら、そうは言わない。

上手ければいいんだが、下手くそな人情噺は、これぞまさに「しんきくさ」って感じ。
暗い話にメリハリもなく、オチもなければ、涙も出ない。「ほんま、しんきくさい噺やで。帰ろか」が似合う。

大衆芸能が伝統芸能になってしまった時に、しんきくさいもんになりやすい。
しんみりした感じで、よう分からんし、退屈になるし、やったら間違いなくしんきくさい。

しんきくさいもんを見るぐらいやったら、低俗でも今の大衆芸能を見る方がいい。
私に合う笑いを求める方が、先が明るいので。



「しんきくさい」のアクセントは、HHHHLL。

「くさくさする」は、HLLLLL。
「くだくだしい」は、HHHHLL。
「いぶせし」は、HHHL。

ここまできたら、ついでなんで。
「もどかしい」は、HHHLL。
「じれったい」は、HHHLL。
「うっとうしい」は、HHHHLL。

形容詞は基本的に-3型、すなわち後ろから3番目のモーラの後に下がり目がある型になる。




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