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2016年8月13日 (土)

『大阪弁ちゃらんぽらん』「こまんじゃこ」を読んで その3

夏の天神祭などは十銭がもらえる。大家族のありがたさ、父が十銭、母が十銭、祖父が十銭、その他いろいろ、五六十銭は手に握ることができる。絽の長袖の夏の春着を着せられて、天神サンへ走ってゆくときの、天にものぼらんばかりの心ときめき。(p.77)

そういう大金の入ったときには、アイスクリンが買うことができる。(p.77)


今の感覚なら、500~600円ぐらいもらったということだろうか。
昭和末期を子どもとして過ごした私でも、さすがに天にはのぼれない。

そのうちなんぼ使うんか分からんけど、たっかいアイス食うんやなと。
夜店や祭りでそんなん売ってたんかなあと素朴に。

ところで、「アイスクリン」。昭和末期の大阪では見かけなかった。
高知に旅行した時に、高知城の公園や海水浴場などで見かけた気がする。

じゃりん子チエのテツが、アイスクリン売りをしていた気がする。
そしたら、昭和中期までは、大阪でも「アイスクリン」という言い方が普通やったんやろうか。

でも、アイスクリンって、シャーベットみたいなもんやから、アイスクリームとは違うよな。
だから、現代日本語の外来語としては、両者は別もんやと思う。

さて、この関連で「当てもん、ヨタモン、バケモン」のように、大阪弁は語尾を跳ねる話になっているが、これらは「モノ>モン」なんで、アイスクリンとは違う次元。

アイスクリンというのは、はじめからアイスクリンで、クリームから日本語の外来語として音韻変化したものではない。臨海丸の使節団が、「アイスクリン」と言ったのがはじまり。

何か共通点を見つけようとするのは分かるけれども、こういうところはしょうがないかも。
ただ、おまけ話でまた知らない言葉が出てきた。

先の3つは私も使う。しかし、お喋り屋のことを「シャベリン(p.78)」というのは、今まで知らなかった。なんか、かいらしい言い方やなと思うが、現実にはめんどくさいやっちゃろな。

おしゃべりって女の子とある程度の年齢に達した女性では、全く様相が異なる。
ただ、どっちにしても、のべつまくなしに喋っている感じ。

そして、かしましい、やかましい、けたたましいの合わせ技に決まっている。
だから、やっぱりめんどくさいやろな。




アイスクリンのアクセントは、HHHHLL。


その4につづく。





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