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2016年7月10日 (日)

『大阪弁ちゃらんぽらん』「けったいな」を読んで その3

人以外に使う例として、「けったいな家やなあ」(p.66)という例があった。
壁が原色や縞模様、デザインが過ぎて機能性が悪い家なら、私もそう言う。

役所のデザインが先端過ぎるのには、けったいなを使いにくい。
吹き抜けの建物だと脳の負荷が大きすぎて、笑ってすませられない。

その2でマイナスのけったいながあると書いた。
それでも日常の笑いや喜劇に関わらない時には、使えない。

病人に対しては、けったいなは使わない。
そこには滑稽さがないので、使おうという気が起こらない。

気のいい子にも、使いにくい。ただ、あまりに人が良すぎると、つい言ってしまうかもしれないが、これは微笑ましさによるプラスの意味である。

普段はしないことを急にやってきて、実はものを頼もうという意図が見えた時。
他の人が怪しいという意味で「けったいやなあ」と言うのは理解できるが、私は使っていない。

変わった奴でも、滑稽さによるおかしさがないと「けったいなやっちゃ」と言いにくい。
洋物に対する私の笑いは、よう分からんけど「けったいな動きや/やっちゃ」は言える。

「けったいな仲」(p.72)も、私にはおもろい夫婦という感じが必要。
すかたんと美人やったらそう思うかも。浮気者同士には使う気がしない。

私の内省では、けったいなは若干笑いにならないと使いにくい。
ただ単に変なというだけでは、ちょっと違う気がする。

なお、大阪のおばちゃんはけったいなおばちゃんではない。
それが普通なんだから、変やと思えないので。


けったいなの縮約形として、「ケッチ」(p.70)、「けたな」(p.71)があると書かれていた。
だが、私は両方とも使わないし、聞いたことがない。

まだ使われているのかは気になるところである。


「けったいな」のアクセントはHLLLL。



この章、終わり。






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