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2016年7月 1日 (金)

『大阪弁ちゃらんぽらん』「けったいな」を読んで その2

へんな、きてれつな、というより、いわばおかしな、が近いがこれも一つだけでは物足らない。「おかしなおかしな……」と二つもくっついた映画の題や小説の題があるが、あれはひとことでいうと、「けったいな」ということなのである。(p.65)


なるほど、ふむふむと思って読んでいたが、実感がわかない。
それもそのはず。全部洋画だったので、見てないから。


おかしなおかしなおかしな世界(原題: It's a Mad, Mad, Mad, Mad World)
 1963年 アメリカ
おかしなおかしな大追跡(原題: What's Up,Doc?)
 1972年 アメリカ
おかしなおかしな大泥棒(原題: The Thief Who Came to Dinner)
 1973年 アメリカ
おかしなおかしな石器人(原題: Caveman)
 1981年 アメリカ
おかしなおかしな訪問者(原題 Les Visiteurs)
 1993年 フランス


しかし、「おかしなおかしな」ってハードル上げすぎの気がする。
直訳だけではコメディと伝わらないというのは分からなくもないが。

洋画のコメディはまず見ないことにしている。
何が面白いかほとんど分からないから。

よう分からん動きで表現されても、伝わってこない。
ただただ、「けったいなやっちゃなあ」と思うだけ。

「けったいな」はプラスの時とマイナスの時がある。
洋物で動きでどうにかしようとしているけったいさには、私はマイナスのけったいな。

「おもんないけど、なんか変な動きして笑わせようと思とるで」
ストーリーがつまんない上に変な動きだとどうにもならない。

そのあたりが、私にとっての新喜劇との違いかもしれない。
あっ、松竹じゃなくて、吉本。

木村進さんの笑い声「イッヒッヒッヒ」や舞台上で「こんなところに水たまりが」と言って軽く飛び越えるのは、私にとってのプラスのけったいな。

明石家さんまさんのひょうきん族での一連の怪人はプラスのけったいな。
パーデンネンが一番けったい。ナンデスカマンも結構けったい。

それに比べたら、知っとるケアミダばばあは割と普通。ブラックでビルでさえ、もはや普通に思えてしまう。サラリーマンの普通さは逆にけったいだったが。

寛平ちゃんがけったいなのは、今更言うまでもない。
坂田利夫さん[注]はけったいより、やっぱりアホやな。






[注]

そういや、坂田利夫さんはルーキー新一さんのネタをついでたよな。
澤田隆治さんの『決定版 上方芸能列伝』を読んでて思った。

「あんたバカね、ホホホ」のもとは、「あなた知らないのホホホン」。
継承なのか流用なのか。ギャグが世代をこえてつがれるのは珍しい。

私はルーキー新一さんをリアルタイムで見てないが、それでも「いやーんいやーん」ぐらいは知っている。これも思い切って誰かがつげばええのに。

晩年を汚した芸人でも、ギャグまで汚す必要はない。










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