『大阪弁ちゃらんぽらん』「ああ、しんど」を読んで その1
「ああしんど」pp.9-19
ジムでリハビリをし終わった時やったら、「しんどー」。
紛糾した会議が終わった時やったら、「しんどいわ」。
子ども相手にしゃべった後やったら、「ほんま、しんどいわ」。
歩き回ってやっと座れた時やったら、「ああ、しんど」。
「ああ、しんど」には終わってからの安堵感がいる。
運動後はほっとしたというより、肉体的な疲労感。
会議後はほっとしたというより、脳の疲労感。
子ども相手は、とにかく解放されて、脳と肉体ともにぐったりした疲労感。
歩き回っての時は行きたいところに行ってるからそれで満足感があり、そのうえで疲れたから「ああ、しんど」。
「ああ、しんど」はちょっとゆったりした感じがないと使いにくい。
仕事から帰ってきた時は満足感がのおても、自宅で落ち着くんで「ああ、しんど」。
帰ってすぐやのおて、着替え終わって、座椅子に座って落ち着いてから、「ああ、しんど」。
そういう意味では、著書に書かれている使い方とそんなに変わらん気がする。
追記
「ああ、しんど」のアクセントは「HH LLH」。
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