「脳と分からんと私」 2014-11-28 より
「脳と分からんと私」 2014-11-28 より
さて、久しぶりの「かきむしる」問題。
以前の記事はこちらに。
→ 「掻くと学者と私」
→ 「掻くと学者と調査」
以下の分類が私の仮説である。
a. 強く掻く b. 掻いた結果皮膚を傷つける
(1)「かきむしる」でabともに表現できる。
(2)aは「かきむしる」、bは「かきこわす」と区別する。
(3)aは「かきむしる」、bは「かきやぶる」と区別する。
(1)と(2)は東日本での方言差というより個人差というべきか。
(3)、特に「かきやぶる」は一部の西日本の方言。
私の場合は、(3)'となり、aは「かきまくる」、bは「かきやぶる」。
「かきむしる」は理解語彙であり、使用語彙としては「頭をかきむしる」のような定型表現でしか使わない。
これで、調査をすればいいのだが、今他に抱えていることが多いんで……
なぜ、またこれを書いたのかというと、医学用語で「かきむしる」は「掻破」。
やっぱり「破る」やん、と思ったんで。
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